自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/10/14

十三夜 ~2016年~

昨日は、社長やミッションパートナーの方と一緒に
秩父神社に訪問し、

権宮司さまより、お祭りのことについて、
色々と教えて頂いたのですが、

その帰りに、神社のそばに住んでいる
伯母宅を訪ねると、

縁側には、お月見の室礼が!

思わず「すごい!」と言うと、

「今日は、十三夜だからね。
 でも今夜は曇って、お月様見えなそうだね」と。

その室礼は、庭のすすきと一緒に、
お菓子を供えるという
とてもシンプルなものでしたが、

カタチにこだわるというよりも

なんだか暮らしに密着し
とても自然に馴染んでいて・・・

それは、お月様、神様、ご先祖様への
感謝の気持ちが確かに感じられる室礼でした。

そう考えると、
自分が行っている室礼は、
なんだか「特別感」「やってる感」があって、

本来の暮らしや、そこからうまれる感謝が
どこか追い付いていないような
不自然を感じます。

誰かのための「おもてなし」ということだけではなく、

伯母のように、自然と日頃の信心深さや
感謝の気持ちが表れる室礼のように、

日頃の暮らしや生き方を見直していきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子