自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/10/15

大事なものを守る

先日、秩父神社へ訪問し、
権宮司さまより
秩父夜祭のことなどお伺いする中で、

お祭りなどの神事を、
人間都合で商業ベースにしてしまうと、

大事なものが次第に消えて、
もとに戻すのは難しい・・・ということを
教えて頂きました。

・・・というのも、秩父夜祭は、
毎年12月2日、3日に行われているのですが、

「土日の方が人が集まっていいのでは?」と
周囲から日にちを変える話もあがったそうで、

そこは、かつての宮司が、本質を伝え、

今もなお、神事として日にちを変えることなく
すたれずに続いているといいます。

また、この秩父神社では、
宮司も氏子たちも一体になって、大事なものを守り、
今にいたっているようで・・・

このことは、家族でも会社でも国でも
共通して言えることだと感じます。

単位や規模が大きくなればなるほどに、
誰か任せにしたい気持ちになったり、
自分には手に負えない・・・とあきらめてしまいがちですが、

まずは、自分自身が
そんな大事にしたいものを守っていくこと。

また、同じように大事なものを守っている同志がいれば、
一緒に守っていこうと、励まし合い助け合い協力していくこと。

そんな風に、先人が残してくれた大事なもの、本質を守って、
次世代に繋いでいけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子