週末「室礼」の稽古に行きました。
今回のテーマは、「七五三」。
子ども達の成長過程を無事過ぎることのお祝いと、
厄除けの行事である七五三。
中世以来、子どもの成長の祝いとして、
宮中や公家、武家で行われていた
男女三歳の髪置、男児五歳の袴着、女児七歳の帯解の儀式にちなみ、
扇、箱せこ、髪飾り等、身につけるものを主にしつらいました。
先生のお話しは、私にとって目から鱗が落ちるものばかりですが、
中でも「先人の自然をお手本にするチカラ」には、本当に驚きます。
自然が身近に存在して、感性が豊かだからなのか、
謙虚な生き方から生まれてくるものなのかは、分かりませんが、
自然をお手本にして、
とても美しい文化を残してくれていたのだと、感動すると共に、
こんなにも美しい文化が、どんどんと消えてしまっている・・・
という危機感も覚えます。
年中行事の「室礼」を行う際に、
先人の自然との関わり方や、生き方を感じながら、
取り組んでいきたいと思います。
環境コーディネーター
宮前 奈々子