自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/10/21

シャンパンタワー

昨日は、ある保育園の先生たちが、
会社見学に来られました。

「是非カグヤさんに行ってみたい!」

「カグヤさんの協力する雰囲気など、
 実際に会社に行って、参考にしたい!」と、

研修として社内に来て下さって、

私たちにとっても、
とても嬉しくありがたいことでした。^^

また、社内実践を見て、聴いて、
ノートにビッシリとメモをとられていて・・・

園長や主任という肩書もない職員の方々が、
このように主体的に直接学びに来られるのもすごいことですし、

それを「いってらっしゃい」と普通に送り出してくれる
周りの先生たちもすごいなぁと感じ、

学び合いが大事にされている
園の様子が伝わってきました。

せっかくなので、そんな先生たちが
別の園内研修で講師の方から聞いたという
印象深いお話を、ご紹介したいと思います。

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結婚式や二次会などで、見かけることがある
「シャンパンタワー」。

ご存知のとおり、
ピラミッド型に積まれた、
てっぺんのグラスにシャンパンを注いで、

それが溢れて2段目に、

またそれが溢れて3段目に・・・と、

シャンパンが注がれていくというもの。

その1番上のグラスが自分。

2段目、3段目、4段目は、自分をとりまく、
家族や、友人・仲間、社会・・・という風に考え、

シャンパンを「幸せ」と捉えると・・・

自分を幸せで満たし、
それを溢れさせることで、

周りの家族や友人なども幸せで満たされたり、
社会が幸せになっていく・・・ということ。

まずは自分自身を「幸せ」で満たすことが大事。

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・・・というお話でした。

子どもや家族、仲間や社会のために、
自分の幸せを捨てて尽くすというのは、
一見素晴らしそうにも見えますが、

そうして、いつも自分が犠牲になっている人に尽くされても、
心から周りが「幸せ」になるのは難しいのかもしれません。

周りの幸せと自分の幸せを分けることは不自然であり、
やっぱり繋がっていることが自然なことだと感じます。

周りと共に自分自身も大事にしていきたいと感じると共に、

これは「幸せ」だけに限らず、
他のものだって同じように、
周りに注がれていくことを思うと・・・

自分のグラスを
どんなもので満たしていくのかを、
改めて、注意したいとも感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子