自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/08/19

斉藤牧場

昨日は、斉藤牧場へ見学に行きました。

斉藤牧場2

◆斉藤牧場とは
 http://www.saitou-bokujo.org/setsumei1/setsumei1.html

こちらの牧場では、
牛を牛舎で管理するわけでもなく、

夏場はずっと放牧して、
搾乳時だけ、牛舎に牛追いをするそうです。

そのため、夜も
牛舎に戻るか山に残るかは牛の自由。

ほとんどの牧場では、
牛たちは、薄暗く狭い牛舎に
過密状態で詰め込まれて、

少しでも多くの牛乳を出すように、
運動もできない状態で飼われており、
5年程度しか生きられないそうですが、

こちらでは、
自らで、山に生える無農薬の牧草や野草を食べ、
自然の中でのびのびと育っているので、

病気にもかからず、
15年以上生きる牛も沢山いるそうです。

そんな元気な牛たちの牛乳を飲ませて頂くと、

サラッと爽やかな味で飲みやすく、
後味もクセがなく、とてもおいしかったです!^^

斎藤牧場2

冬場は、乾草で育てているそうで、
季節によって、牛乳の風味や香りも変わってくるとか。

食べているものが、そのまま影響しているのは、
自然なことですね。

そう考えると、人におきる病気なども、
どんな命を頂いているのかが
大きく影響しているのでしょう。

私たちも、そうやって何かしらの「命」を頂いて
生かされていることを忘れずに、

「人間だけ」「一時的に」というような、
部分最適な偏った幸せではなく、

全体最適を意識し、
皆が幸せに生きられることを考えていきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子