自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/02/24

霜で枯れる

実家の畑には「絹さやえんどう」があるのですが、

絹さやえんどう1_160221

週末、畑にいってみると、
霜の影響で枯れていました。

父親に聞いてみると・・・

もともと寒さに弱いため、
絹さやえんどうの株間に笹竹を立て、
霜よけをしていたのですが、

絹さやえんどう2_160221

今年は、暖冬でいつもより早く成長していたところ・・・

先月後半の雪や厳しい寒さの影響で、
枯れてしまったそうです。

絹さやえんどう3_160221

ただ、成長が遅かったものなどは、
まだ生き残っているものもいて、
この先の成長が、気になるところです。

それにしても、
子どもの成長や大人の社会など、人においても、
なんでも早めがよいという価値観が
どこか強いように感じますが、

早期教育など、子どもの意欲を無視して、
無理に早めにやらせたりすると、

何もない時は大丈夫だけど、
なにかあった時に、ポキッと折れてしまう・・・

という話を耳にしたことがあります。

育ちが早ければいいわけではなく、

じっくり着実に育っていく方が、
異常時に強く耐えられるのかもしれません。

植物も人も、特に小さな時は、
周囲の環境の影響を強く受けてしまうからこそ・・・

子どもを取り巻く環境が、
不自然や異常なものにならないように、
気をつけたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子