自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/06/02

保育園とグループホーム

先日、訪問した保育園では、
子どもとお年寄りの交流が
日常的に行われていました。

こちらの保育園の園庭は、
緑豊かで、心地よさを感じましたが、

園庭

ちょうど、その園庭を挟んで、
グループホームがあることから、

そちらで介護を受けている認知症の方が

普通に、園庭のベンチに腰かけて、
子どもとおしゃべりしたり、

時には、悪いことをしている子を叱ったり・・・
というシーンもよく見られる程、

自由に出入りしているそうです。

また逆に、園児がグループホームに遊びに行くことも、
よくあるそうです。

このような交流があることは、
子どもにとっても、お年寄りにとってもいいそうで、

園児にとっては、お年寄りとの交流により
おもいやりの心や、深い生活の知恵を学んだり、

また、お年寄りにとっては、
園児のパワーを授かり、生きがいを見つけるなど・・・

お互いに、自然と生きる力の向上に繋がっているような気がします。

こちらの保育園では、たまたまグループホームが近くにあるからこそ、
実現できた(しやすい)環境だったと思いますが、

自分の与えられたものを「活かす」ことは、
無駄もなく、とても自然なこと。

だからこそ、ないものねだりではなく、
あるものを活かすしていく視点を、大事にしたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子