自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/11/18

巡り

昨日も発信させて頂いたとおり、
今回の小麦の種まきでは、

より自然な状態に近づけようと「耕さない」ことを選び、
大豆や草は根から抜かずに、刈り取りましたが、

それだけではなく、
小麦を蒔いた後には、それらの刈り取った大豆や草を、
更に、小麦を蒔いた土の上に、少しかぶせていきました。

その土地の養分を吸収した植物をその場に返して
「巡る」ようにという考え方からです。

こちらも初めての取り組みということで・・・

スペースを半分に分け、
草をかぶせたものと、何もかぶせないままとで、
試してみることにします。

そこで生えた大豆や草が、その場で巡っていくと、

朽ちていったそれらの植物や、
そこで生活していた様々な生き物の「亡きがらの層」ができ、
作物を育ててくれるそうですが、

この取組から、土や小麦は勿論、
その場を取り巻く生き物(自分も含め)が、
今後どんな風に変化していくのか、今から楽しみです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子