自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/10/12

社会問題は自分事

日本では、年間約1,700万トン(平成22年度推計)の
食品廃棄物が出されているそうです。

このうち、食べられるのに廃棄される食品、
いわゆる「食品ロス」は年間約500~800万トン(平成22年度推計)。

これは、日本における
米の年間収穫量(平成24年約850万トン)に匹敵し、

世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた
世界の食料援助量(平成23年で年間約390万トン)を
大きく上回る量になります。

また、日本人1人当たりに換算すると、
「おにぎり約1~2個分」が、毎日捨てられている計算となり・・・

日本の食料自給率は現在39%(平成23年度)で、
大半を輸入に頼っていますが、

その一方で、食べられる食料を大量に捨てているという
現実があるのです。

こんな話しを、以前にも耳にしたことがあり、
「それは困ったものだ。なんとかならないものか。」
と思っていました。

しかし先日の冷蔵庫整理で、食べ物を捨てながら、
まさに自分もその一因となっていることを突きつけられ・・・

社会問題は、自分事なのだと考えさせられました。

しかし、だからこそ、
すぐにでも自分にできることや
変えられることがあるのだと感じます。

ものが豊かな時代だからこそ、
感覚がマヒして、心が貧しくならないよう注意し、

他人事ではなく自分事として、
問題に向き合い、好循環への一因となれたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子