自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/05/26

麦わらを迎え火に

昨日も発信したとおり、
最近では、小麦畑をあまり見かけないため、
周りの方々からも、珍しがられることが多い中・・・

「収穫したら、麦わらを少しもらえないか?」と、
近くの畑の方から声をかけられました。

どうやらお盆で「迎え火」に麦わらを使っているが、
最近はなかなか手に入りづらい・・・
ということです。

ちょうど昨年、お盆をテーマにした室礼教室で、
先祖の霊が迷わないように、わらやおがら等を燃やして
迎え火を焚くことを知りましたが、

実際に、こうして来月には収穫を迎えそうな小麦を見ていると、
お盆の時期に、収穫後の麦わらをつかうのも、
時期が一致するため、納得できます。

室礼をしていると、
行事が自然と密接に繋がっていることを感じますが、

こうして自然が身近になればなるほど、
頭で理解するというよりも、
段々といろいろな繋がりが見えて、
自然に理解できるものだと感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子