自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/05/16

タケノコご飯

先日、タケノコご飯をつくりました。

タケノコは、あく抜きの手間が必要だったり、

皮をむいていくと、意外に食べるところが少ない・・・
なんてこともありますが、

できたタケノコご飯の美味しさは、
そんなことを忘れさせてくれる程でした。

旬に竹で「筍(タケノコ)」と書きますが、
「旬」とは、季節の最盛期の食べ物という意味があり、

その語源を調べてみると、
もともと「10日」という意味があるようです。

そして、タケノコは成長が速く、約10日間(一旬)で、
竹に成長するので、「筍」となったと言われているようです。

実際に、一つの竹林でタケノコが出はじめると、
穫るのが間に合わないほどいっせいに生えて、
2週間前後でぱったりと終わってしまい、

一般的な野菜と違って、背の高い竹林で収穫できる筍は、
種を蒔く時期をずらすとか、
ビニールハウスで収穫時期を調整して栽培することもできず、
通常は自然に生えてくる時期にまとめて穫るしかないそうです。

今は、季節問わず、食べたいものが食べられて、
そんな不自然な環境に、豊かさを感じてしまいそうですが、

実際に、食材の旬を追って、季節の味を楽しんでいけることは、
本当に豊かだなぁと、美味しいタケノコから感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子