自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/05/05

「柏の葉」の意味

本日5月5日は端午の節句、こどもの日。

この日に食べるお菓子といえば、柏餅や粽が知られていますが、
予定通り、姪っ子と柏餅をつくってみました!

先日、「柏の葉」を探し求めていましたが、
そもそもなぜ柏の葉を用いるかというと・・・

葉に芳香があることもありますが、
翌年に新芽が出るまで古い葉が落ちない特性から、

「子どもが産まれるまで親は死なない」とし、
「家系が途絶えない」という縁起に結びつけ、

「柏の葉」=「子孫繁栄」として、
柏餅に用いられているといいます。

柏の木はブナ科の落葉樹ということで、
冬ともなれば、葉は枯れやがて落ちるものですが、
実際、この葉っぱの落ち方に特徴があり・・・

他の落葉樹の仲間が葉をすっかり落としてしまう冬、
柏の葉は枯れても、自然の状態では落ちる事がないそうです。

冬の間中踏んばり、やがて春になり、柏に新芽が吹き出すと、
まるでその新しい生命の誕生を待ち侘びていたかのように、
枯れた葉は、ハラリと落ちていくのだそうです。

確かにそこには、子どもを必死で守る親の強さを感じると共に、
子どもの成長を見届けたいと思う
「親から子、子から孫」へ愛情を託しているかのようにも感じます。

それにしても・・・自然もすごいですが、
先人たちの自然を見る目にもただただ感心するばかりです。

自分自身も少しでも自然に近づいていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子