自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/05/03

柏の葉を探す

本日から4連休ということで、実家に帰ろうと思いますが、

兄家族も集合し、久しぶりに姪っ子にも会えるということで、
休み中に、柏もちを一緒につくろうと思いつきました。

材料を準備しておこうと、
いくつかのお店で「柏の葉」を探すも、なかなか見つからず・・・
5件目にしてようやく購入することができました!

昔は、食物を盛る食器として色々な葉っぱが用いられ、
それを「かしきは(炊葉)」と呼んでいたそうで、

そのうちでも、柏の葉をよく使ったことから
「かしきは」の名がそのまま使われ、
しだいに「かしわ」になったといいます。

天皇の台所を担当した膳部(かしわべ)という有力氏族の名も、
柏に由来するそうで・・・

昔はそれ程、身近に存在していた「柏」。

今の自分は、柏の木を探すのではなく、
柏の葉を売っているお店を探し回っており、
不自然さを感じずにはいられません・・・

自分自身、生活環境を見ると、随分と自然から離れてますが、
それでもこれまで脈々と続いてきた行事や行事食を通じて、
先人と同じく、大切なことを学んでいけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子