自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/08/05

風鈴

毎日暑い日が続きますが、
この暑い夏を気分的に涼しくするために、
社内に「風鈴」を取り付けました!

風鈴は、音からも見た目からも涼を感じる
粋な「夏の風物詩」。

「チリン」と鳴る風鈴の音を聞くと、
暑さで疲れた心が和らぐ気がするのは、
私だけではないかと思います。

風鈴について調べてみると、実はその起源は大変古く、
中国からだと言われています。

日本の風流な印象とはほど遠く、
中国では、竹林につるして、風の流れや音の鳴り方、
吉凶を占う道具として使っていたようです。

日本には仏教と共に伝来し、貴族階級が屋敷の縁側につるしておき、
外部から入ってくる、疫病神の侵入を防いだと言われており・・・

魔よけのための道具が、時代と共に、
それが醸し出す心地良い音、夏の涼を感じるものへと変化したようです。

このように風鈴は、
日本人の「風をも愛でる」感性を表す文化のひとつ。

昔から日本人が大切にしてきた風情を、
自分自身も楽しみながら、受け継いでいけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子