今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2015/04/13

「型の再現でなく」

いつも有難うございます。
カグヤの松野です。

週1回、小唄の稽古に
行かせて頂いています。

昨年の5月に始めた小唄も
もうすぐ1年。
習い始めてから、2回目の発表会を
向かえようとしています。

初めての発表会のときは、
何をやっているか分からないくらい
練習も無我夢中で、
当日も緊張しっぱなしだったのですが…

2回目とあって、発表会まで
“しっかり”練習を積んでいる…
つもり…でした。

しかし、ある日、
先生にこんなことを言われました…

「この唄がどういう情景で唄われているか、
 踏まえて唄ってみて」

しっかり練習している“つもり”だったので
この言葉に驚いてしまったのですが…

これまでの自分の練習を振り返ってみると、
初めて習った時より
小唄の音に耳も慣れてきて、
一節、一節を細かく区切って、
聞いたメロディーの再現ばかりを
練習していました。

しかし、そこに肝心の唄が
どこかに行っていたのだと思います。

ついつい見た目ばかりに目がいき
忠実に再現することに注力してしまう。
解説できても、心が伴わず実際はできない…
というようなことが起こってしまうのだと
感じました。

ここでもまた、
“何のために”を忘れないことの大切さを
教えていただく機会になりました。

発酵コーディネーター
松野 寛子