ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/02/16

「自分磨きの怖さ」

仕事をしていると、
自分は何のために仕事をしているのだろうかと
自分に問う時が良くあります。

先日、弊社代表より、

「自分自身を満足させるために時間を使う人と
 自分を誰かや何かに役立てて充実した時間を使う人がいる」

と教えて頂きましたが、
自分自身の行動、発言、思想が
実際にはどちらを選択しているのだろうかと思うと

「成長したい」「良い仕事がしたい」「良い人間になりたい」
「子どもや周りの人に憧れられる人になりたい」

どれもこれも、自分を満たすための理由に感じると同時に、
それは本来、自分を誰かや何かに役立てていくプロセスで
自然と世間様から思っていただけるようなものであるように感じます。

むしろ、そのプロセスでなければ、
成長をしたと思っても、
良い仕事をしたと思っても、
良い人間になったと思っても、
憧れられていると思っても、

実際にはそう思っているのも、
満足しているのも自分だけで、、、
実際には地球にも、世の中にも、子ども達にも役に立たなかった
と言う事もあるのだと感じます。

最近の政治家の事件や、プロ野球選手の事件。
様々にありますが、やはり自分を満たすことを続ければ、
自然に破たんしていくのだと感じます。

何のために成長したいのか。
何のために良い仕事がしたいのか。
何のために善い人間になりたいのか。
何のために憧れられる人になりたいのか。

それを良く問う中で、
一体何の為に生きるのか。
自分をどのように役立てていくのかが
見えてくるように感じます。

日々、包丁を研いでいる中で教えて頂いたことに

「よく切れる包丁があるのではなく、
 良く研げる砥石があるのだ」

と言う事があります。

大切なのは砥石であり、砥石の手入れを怠れば、
包丁の刃はいくら研いでも曲がって行ってしまうことを学びました。

自分を研ぐことばかりを考え、
研ぐことばかりに満足し、
研いで頂いている世間様を粗末にし、
知らずのうちになまくらな人間になっていかないように

研いで頂いている世間様への感謝を忘れず、
自分の使い道と使い方を間違えないよう、
毎日の振り返りを本気で怠らずにありたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海