ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/01/04

「関係性」

友人と話していた時の事です。

「消防」という言葉も、都会と田舎では
全然違う事に気づきます。

都会では、不審者を見回ったりしますが、
田舎では不審者を見回ったりしません。

なぜなら知らない人がいないからです。

むしろ、知らない人が歩いていたりすると、
田舎中の人々がしっかりと「見て」います (笑)

「あいつはどこんとこのだれだ?!」

なんて、じーっと通る人を観ているお義父さんを
何度も今年も見ましたが、私自身もまだまだ、
地元では顔が知られていないこともあり、
歩いていると振り返られたりします。

東京で育ってくると、知らない人が家の周りにいることが
当たり前です。

この、知らないのが当たり前ということと
知っているのが当たり前というのは大きな環境の違いだと感じます。

知っているのが当たり前だと、地域の方々との関わりも沢山ありますが、
知らないのが当たり前だと、関係性はありません。

知っているのが当たり前だと「助け合い」や「お互い様」がうまれますが、
知らないのが当たり前だと、「サービス」として業者に頼むしかありません。

この正月休みでも、お義父さんがそば打ちを教えに行ったり、
頼みごとを依頼されたりと、地域の助け合いを実感する機会が沢山ありました。

そう思うと、感じることがあります。

全国の幼稚園・保育園の経営者の方々が、
自分と同じ保育・教育理念の保育園・幼稚園を
どれだけ知っていらっしゃるのかという事です。

顔は知っていても、どんな保育をしているのかは分からなかったり、
同じ理念だろうなとは思っても、お願いしたりするほどの関係性は無かったり。

だから、研修やセミナーにお願いするしかなかったりするのかもしれません。

そう思うと、私たちの役割の一つとして、
このご縁とご縁を繋げていくお手伝いというのは
本当に大切な事なのだと感じます。

園さん同士でしかできないものもあり、
カグヤにしかできないものがある。

それは、一緒に同じものを見て、一緒になって努力し、
見守り合える関係性、仲間・同志となっていく中で、
見つかっていくように思います。

今年一年も、また明日から始まります。
どんなご縁をも活かしていけるように
心のアンテナを澄ましていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海