ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/12/31

「大晦日」

大晦日となりました。

今年も大変お世話になりました。

どんな年も同じ年はなく、
今年もまた、掛け替えのない一年であったことを
振り返ると強く感じます。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、天保暦では大晦日は12月30日。
三十日(みそか)の由来はここから来ていると言われています。

また、昔は日没が「一日」の境であったため、
大晦日の日暮れが「新年」だったそうです。

今では二年参りと言い、深夜にお参りに行きますが、
昔はそれを「初詣」と呼んでいたそうです。

また、この大晦日は「掃き納め」と言い、
元旦は福の神が出ていかないように掃除はしないという事で、
今日のうちに出来ることを、、、と
私は妻の実家の包丁研ぎをしました。

今年は、いつもの包丁たちに加えて、
そば切り包丁も加わり、
研ぎの良い経験を積むことが出来ました。

ひとえに研ぐと言っても、
鋼の材質、和包丁、洋包丁、刃の付き方、
それぞれに併せることは容易ではありません。

今もまだまだ「研ぎ」が出来るようになったとは
思えません。随分と鋼を削ってしまったり、
丸刃の部分が残ってしまったり。

それでも、研ぎ終えた包丁でする料理は
やはり格別のものです。

素材の味を引き出すのも、潰すのも、
包丁の切れ味で随分と変わってしまうかもしれません。

研ぐほどに、この「研ぎ」の中には
「おもてなし」の心を学べるように感じます。

来年もまた、日々の実践から学びを深めていきたいと思います。
改めまして、一年大変お世話になりました。

それでは、皆さま、良いお年をお迎えくださいませ!!

ミマモリスト
眞田 海