ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/12/04

「お祭り」

昨日、「お楽しみ会」と「秩父夜祭」に参加させて頂きました。

秩父夜祭には、神社関係者として
「神事」を間近で見させていただき、
一部を体験させて頂きました。

今まで、「祭」というと
出店や花火、神輿や山車など
商業的な部分やきらびやかな部分ばかりを楽しんできましたが、

今回、神事を体験させて頂くと、、、
祭りのそもそもの目的、原点というものを
初めて体験から知る機会となりました。

秩父夜祭は毎年開催日程を変えることなく、
週末に合わせることも、暖かい日中に行う事もしていません。

それは、そもそも「祭とは神様の時間(夜)に人間が合わせるもの」
という、祭りの原点があるからだと宮司様から教えて頂きました。

開催日程も、商業的、観光的な事を考えれば、土日に行う事が
効果的ですが、それでは「神事」ではなくなってしまうのでと
ずっとこの形を保ってこられたと仰います。

このそもそもの本質が本質のまま大切に扱われ、
大事に毎年実践され続けてきていることが、
この地域の人々の心、生活、習慣に根付いていき、
この地域にこの祭が伝承されていっているのだと感じます。
今や毎年20万人以上の方々が来られるこの祭りですが、
一年でこうなった訳ではないこと、そしてぶれない心の
賜物であることを実感しました。

「行事」と言えば、保育園の行事も同じなのだと感じます。

保護者の都合に合わせたり、ニーズに合わせたり、
自分達の都合に合わせたりという事よりも、

「行事は子どもたちに大人が合わせるもの」なのかもしれません。

今年の「お楽しみ会」もそもそもの初心「子どもたちが楽しみにしている会」
になっていたのも、今年一年の結果ではなく、子どもたちの発達に合わせ、
行事の初心に合わせつづけてきた毎年毎年の積み重ねが、
先生方や園の心、生活、習慣に根付き、今があるのだと感じます。

保育園行事における「神事」のような核となる目的を見出して
大切に磨いていく事が大切なのだとしたら、
まずは私たちは自分の会社の一つ一つの「行事」において、
同じように大切なことを大切なままに、磨いていく事から
今回の学びを形にしていきたいと思います。

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ミマモリスト
眞田 海