ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/08/19

「弱さを絆に」

今日は北海道浦河にある、
「べてるの家」そして「浦河ひがし町診療所」
へお伺いさせて頂きました。

浦河という町名はアイヌ語で「霧深き川」を意味する
「ウララベツ」から転じたとも言われ、
夏は一帯が白い霧に包まれると言われますが、
今日の浦河も白い霧に包まれた幻想的な街並みでした。

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一日の見学で沢山の学びを頂きましたが、
今日は一つ。

べてるの家の理念の一つに「弱さを絆に」ということがありました。

人は自分の強みを活かして貢献することも大切ですが、
それと同時に、自分の弱みを分かち合えることも大切だという事でした。

確かに、自分の強みばかりで付き合っていては、
家族でも、彼氏彼女でも、友人でも、堅苦しく息が詰まってしまいます。

結局のところ、そんな状態では自分の強みも長くは持ちません。

だらこそ、その「弱さ」に対してオープンにさらけ出せる環境や
関係を大切にしていることを実際の見学でも感じました。

しかし見学して感じることは、
自分自身が思う「弱さ」の定義と
べてるの家で使われる「弱さ」の定義がどうも違うように感じます。

今の私は「弱さ」を正しく表現できていません。
心のままに、正直に丸ごと自分の弱さを「語れるか」というと、
カッコをつけたり、話せると頃まで、、、ということや、、
何かにつけて自分で話せるラインを無意識にでも決めつけてしまっているように感じます。

そういう状態の人の「弱さ」と言う言葉の定義と
今日、実際に見学で体験させて頂いた
オープンに自分の弱さをさらけ出す姿を見させて頂くと、

どうも、その素直なオープンさの中で語られる「弱さ」には
周りを感化させる「強さ」や、周りと一緒に生きて行く「強さ」
あるがままの自分を認められる「強さ」が内包されているように感じました。

健常者は本当に素直に弱さを出すことが苦手だと仰られていたのですが、
本当にその通りだと思います。

そんな「弱さ」を共有し合える場。
習慣づくり。社内でも是非とも大切にしていきたいと感じました。
また、この研修から帰る中で、自分自身が何を止めるのか。
何をしないと決めるのかを考えていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海