ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/01/01

「新年あけましておめでとうございます」

あけましておめでとうございます‼‼

旧年中も沢山の見守りを頂き、大変ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

元旦を自宅ではなく、妻の実家で迎えるのは初めての事でしたが、
雪化粧の正月や雪遊びは子ども達にとっては新鮮で楽しく、
充実した正月休みとなっているようです。

私はと言うと、島根で作った注連縄をお義父さんにプレゼントしたり、
自宅から持ってきた3本の砥石を使って、
お義母さんの使っている包丁を練習台に研ぎの練習をさせて頂きました。

私「練習させてくださーい!」

お義母さん「あら、助かるわっ!」

とキッチンの包丁スペースを見ると、、、
8本もの包丁が 笑

そりゃぁお義母さん、助かるわぁって言うわ‼‼と、
思ってもいなかった大練習のチャンスに心が躍ります。

8本も包丁があると、一本一本の包丁には個性があるのを感じます。

まずは出来ている金属・素材が違います。
そして金属自体の硬さが違います。
また、金属の厚みも違います。
そして、刃の付き方も違います。

そのそれぞれの違いは、見て分かるというよりも、
研いでいく中で、触れていて分かるものなのだと実感します。

個性とは、見た目や観察で分かるというよりも、
一緒に触れ合って研ぎ合う中で分かるのかもしれません。

また、研げたかどうかは、回数で分かるものではなく、
刃を触って、研げたと実感するまで研げばいいのだと気付きました。

道具の声を聴き続けるプロセスは、
研げる実感を持てるまでは不安ですが、
一度でも研げると実感すると、その過程を信じて
愉しむことが出来ました。

暮らしを支えてくれている道具の声を聴くことは
自分をどうやって役立てて行けばいいのかと言う
自分の使い方を学べるかもしれません。

それぞれの気づきを振り返ると、
研いでいくプロセスの中で、
どうも「チームで働く」という事についての
ヒントを頂いているように思えて仕方がありません。

実践の中で頂いたメッセージを
また日々の仕事の中で実践し、学んでいきたいと思います。

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ミマモリスト
眞田 海