ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/02/23

「倣う」

子どもの声を聴いていると不思議に思う事があります。

「小学校は勉強ばっかりでいやだなぁ」
「宿題が出るのがいやなんだよね」
「2年生になったら宿題が難しくなるからいやだなぁ」

そう言いながらも、
自分から漢字やひらがなドリルや計算ドリルを欲しがり、
毎日寝る前にやっています。

どう見ても勉強をしているようにしか見えません。

「パパー!ドリルの答え合わせしてー!」
「いくつかすっごくきれいな字が書けたんだー!」

聴いていると楽しそうです。

「なんで学校の勉強はいやなのに、家で勉強するのはいやじゃないの?」

と聞くと、

「えー、なんでもー。やりたいときにやれるからー。」
「でも最近、算数はやりたいなーって思わないんだよねー。」

何で算数は遣りたいと思わないんだろうとドリルを見てみると、
2400問も計算問題を解いていました。

「なんで算数やりたくないの?」と聞くと、

「えー、なんか算数ドリルは疲れる。だからしばらくお休みー」

そりゃ大人でも疲れると思います。
それでも清々しく、心地よさそうなのは、
何故なのでしょうか。

子どもを見ていて感じるのは、
朝起きてから、夜寝る直前まで
自分のやりたいことをやり続けることの大切さです。

それは大人も同じことだと感じます。

自分の願った道を歩める幸せ。
自分の決めた生き方を深められる幸せ。

それは「させられて」いては育まれないもの。
それは「初心」を忘れていては感じられないもの。

子どもたちの初心を守ってあげられるように
子どもに倣って一緒にそれを深めていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海