ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/12/12

「一周忌」

今日は祖母の一周忌でした。

去年末に急な別れが訪れてから
もう一年が経つのかと驚いてしまいますが、

実際に親族集まってみると、たった一年でも
色々なことが変わってきていることを実感します。

妹は結婚し、旦那さんを連れてくるようになり、
また親族は一様に腰や足を悪くしたりと、
一年の重みを実感します。

食事の席で、祖母の通知表を見せてもらう機会がありました。
七十数年前の小学校の通知表の校訓には、
こんなことが書かれていました。

誠實・・・何事もうそいつはりなくまじめにしませう。

勤勉・・・事にあたっては、一心不らんにはげみませう。

質素・・・物は、はなやかにせず、なるべくしつそにしませう。

禮儀・・・みなりや言葉づかひ作法を、ていねいにしませう。

仁愛・・・弱いものをいたはり、他人とは仲よくまじはり
     生きものを苦しめぬやうにしませう。

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質素と言うところ以外は、あまり昔も今も変わっていないのでは、、
と感じましたが、祖母の母親が遺したノートを読んでみると、

そこに書かれている言葉、感性、心の清らかさ、豊かさ、
高貴さに驚きました。

今の時代と比べれば想像もできないほどに貧しく、
苦しい時代でありながらも、こんなにも美しく豊かな心で生き、
暮らしていることが、綴られたノートから伝わってきました。

豊かに生きるということの感触を
体験させて頂いたかのように感じました。

頂いた学びを実践に変えて、
暮らしを見つめ、本当の豊かさを家庭に
取り戻していければと思います。

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ミマモリスト
眞田 海