ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/04/13

「心の持ち方」

今日も高校へ伺いましたが、
昨日と違い、一円対話やアースゲーム、
アクティビティをファシリテートする聴福人は私たちではありません。

去年一年間、一円対話を実施し、2年生になった生徒さんたちが聴福人です。

一年間自分たちが実践し、クラス全体で効果を感じたというだけではなく、
入ったばかりの新入生と一緒になって仲良くなれる環境づくりとして
やってみたいと、生徒さんたちから上がってきた声でした。

新入生同士が仲良くなれるきっかけづくりに。
そして、先輩と後輩が仲良くなれるきっかけづくりに。
自分たちがどんな環境となったらいいのか。

それを考え、2時限を使った
「授業という場」を作り出していく生徒さんたちは、
まさに聴福人だと感じます。

その聴福人さんが振り返りの中で
「はじめて話す人に意識したほうがいいこと」
について、

「オープンでいること(自分を守らない)」

と、何人もの子が書いていました。

この振り返りを見たとき、
改めてこの学園の理念『「心の持ち方」を共に学ぶ』
のことを思いました。

アクティブラーニングを通して、どんなことをしたいのか。

「主体的な子どもを育てる」といっても、

「自分の利益にばかり主体的な子」
「誰かのために主体的になれる子」

どちらが、自分の個性を世の中に活かせるでしょうか。
とちらが、世の中で活躍できるのでしょうか。
どちらが、幸せややりがいを感じられるでしょうか。

ここに、「心の持ち方」を共に学ぶという理念の素晴らしさ、
そしてその理念によって磨かれていく
生徒の皆さんの輝かしさを見たように思います。

ただ、方法論を取り入れればよいのではなく、
その方法論でお互い心の持ち方を学び、
魂が磨かれていくプロセスを楽しんでいる生徒さんたちのように、
私たちも本末を間違えないようにありたいと思います。

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ミマモリスト
眞田 海