ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/07/09

「子ども中心」

昨日は和歌山の先生方をお連れして、
東京の見守る保育の実践園へ見学にお邪魔しました。

子ども中心、子ども主体の保育を行う中で、
発達にあった環境を用意していきながら、
保育の計画を立てていました。

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子どもの興味関心や、その子の発達課題に関するトピックを
記入して丸で囲み、その先にどんな展開になるのかを予想します。
例えば、紙芝居というトピックを記入したら、その先には紙芝居づくりや
紙芝居屋さん、ごっこ遊びなどに展開するかもしれないと、言う事で
3つを記入し、またそれぞれ丸で囲んでいき、それぞれに対しても、
その先予想される展開などを3つほど記入していき、、、と一つのトピックから
沢山のトピックが生まれて行きます。

そして、トピックに対して必要とされる環境や準備を進めていました。

保育計画と言えばどちらかというと、大人が選択し、
展開していくイメージがありますがそうではなく
保育を選択・展開するのも全部は子ども達が行いますが、
保育者は子ども達が選択・展開しそうなものを発達課題や日々の姿から
推測し、子ども達が選択・展開できるような環境を用意するという事を
大切にされていました。

その用意した環境どおりに子ども達が選択・展開していく事もあれば、
予想外の選択や展開をしていく事もあるそうです。

保育者の見立て通りに進んでいった場合は青で線を囲み、
子ども達が新たに活動を展開した場合は赤色で記入されていました。

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そういった時の子ども達の創造力や心境からは学ぶことが多く、
今後の環境設定や予測に役立てていくそうです。

子どもの姿・発達から学び、子どもの姿・発達に併せて環境を用意していく
自分をどうやって役に立てていくのか。いつも相手に軸足を置いていきながら、
振り返り自分を改善していく。
そういった生き方を私も大事にしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海