ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/07/01

「夏祭り」

今日はいつも大変お世話になっている園さまの夕涼み会に
カグヤとしてブースを出させていただきました。

夕涼み会に参加したことは何度もあれど、
夕涼み会を保育園側として企画・参加することは、
初めてです。

卒園児や地域の方々、保護者を含めて
何百人という人々が訪れ、この夕涼み会を楽しんでいました。

お神輿に始まり、寸劇や制作物、ゲームコーナー、食事。
様々な催しがあり、どれもが今年は「竹」に関する催しでした。

カグヤの社名もたけとり物語からきていることもあり、
私たちもカグヤ姫に関する展示と、竹で作った弓矢をつかった
射的を用意しました。
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夏になると、納涼祭や夕涼み会、夏祭りと様々な催しがありますが、
そもそも、納涼祭や夕涼み会は文字の通り、暑い夏を少しでも
涼しく過ごそう、夏の夕暮れを楽しもうという趣旨のもと行われてきたものですが、
夏祭りとは、主には江戸時代以前の夏季の疫病封じ、
その死者を弔う行事を起源とするものが多い傾向にあるようです。

暑さをみんなで乗り越えるために、そして乗り越えられずに
なくなっていった方々のために、昔の人々はこういった神事を
連綿と続けてきたんですね。

近代化し、疫病もはやらなくはなりましたが、
熱射病や熱中症でなくなる方々は今も多くいます。

こういった神事やお祭りの意味が伝承されなくなると、
人々の危機感が失われて行ってしまうようにも思います。

文明にばかり頼ってしまい、大切な文化が途切れてしまうのは
子どもたちのためにも、日本のためにも勿体ないと感じます。

今年は天神祭を聴福庵で行う予定ですが、
この夏に行う行事の意味を祭りから学んでいきたいと思います。

ミマモリスト
真田 海