ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/06/08

「見守りあう存在にむけて」

保育園のお父さんたちと来週末に行う、
「父親保育」の打ち合わせを行ってきました。

保育園のお父さんたちがその日の保育を計画し、
日案を立てて準備をし、保育を行うこの「父親保育」

園長代理、用務、フリー、リーダー、サブ、調理、などなど
園の様々な役割をお父さんたちで振り分けして決め、
先生たちには外から見守っていただくサポート役として
見てていただく。

そのためにMTGを重ねて当日を迎える壮大な行事です。

今年の父親保育に申し込んできたお父さんたちは50名。

この行事が年々と人数が増えてきているのは、
この行事そのものに大きなやりがいや園とのつながり、
園児とのつながり、先生とのつながり、お父さんたちとのつながり
家族とのつながりと、、、様々なつながりが生まれるというのも
一つの要因のように思います。

娘も一昨年卒園し、息子が今年卒園するので、
そんな素晴らしい行事に参加するのも、今年で最後。

さみしい思いを感じていましたが、
昨日の打ち合わせでは、先生から
「OB父親保育」のことを考えているとお声がありました。

自分たちの代の子どもたちや
自分たちがお世話になっているときだけ
子どもたちを見守っていく存在から、
卒園しても、その地域の子どもたちを見守り続けていくことができること。

「見守る」ということを在園期間中だけでなく
ずっと深めていくことができるということ。

30年続ければ、OB父親保育のつながりは
地域を見守っていく町会を超える存在になっていくのでは
また、卒園した子どもたちも参加できるようになったら
それまた見守りの目と体験が増えていくと
お父さんたちも盛り上がりました。

子どもたちを先生や親だけで見守っていく社会から、
地域やその地で育った子どもたちも含めてみんなで
見守っていく。

そんな壮大な計画が実現したら
本当に素敵ですよね。

実現に向けて、現保護者として、
またOBとして、歩んでいけたらと思います。

ミマモリスト
眞田 海