ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/06/05

「戦略」

戦略とはということを今日の朝サミットで学びました。

戦略とは文字通り『戦いを省く』こと。

社会で働くことや、家族と暮らす中で、
一人で仕事や作業をするというのは、
戦略なしにただ突き進むことと変わらないのだと感じます。

始める前から、いろんな人に意見を聞き、
自分の苦手を自覚し、得意な人を巻き込み、
取り組んでいくこと自身が一つの戦略でもあるように思いました。

そう思うと、仕事も人生もいろいろと思い当たることがあります。

例えば仕事を進めていたり、人生を歩んでいく中で、
「頑張っている」けれども辛いなと感じるときがあります。

そんな時は「頑張っている方向性」が間違っていることが多々あります。
いわゆる、戦略がまずい時です。

一人で頑張っていたり。
頑張ることに意識をしすぎて、耳も言葉も心も頑なになっていたり。
そもそも、取り組んでいること自体が不自然なやり方だったり。

頑張ることがつらい時、それは短期的には頑張ることはできても、
それは結局のところ、継続ができないものとなります。

「生き方と働き方を一致させよう」と頑張っていてつらくなった時、
それは結局、短期的に生き方と働き方を一致させることはできても、
長期的には難しく、いつか無理が祟ってやめてしまう。

そんな体験を何度もしました。

そんな時、どうしたら長期的に継続していけるものになるのかと
考えていくことが戦略を持つということのように思います。

自分ごとでいえば、震災をきっかけに
「自分自身は生き方と働き方をどうやって変えていこうか」
と考え、いろいろと取り組みましたが無理をすると
酷ければその時だけ、うまくいって数か月しか続かない。
そんな事態になりました。

そんな中で父親が生前よくやっていた、「梅干しづくり」を始めました。

今年で7年目。

毎年毎年の梅干しづくりは、初めての時からたくさんのおかげ様がありました。
1歳だった娘も最初から手伝ってくれ、
今では家族みんなで行う年中行事となり、親族もおいしいと喜び、
去年からはお客様も喜んでくださるようになりました。

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今では味噌づくりも5年目を迎え、
家族の一年間の消費分と親兄弟に渡すこともできるようになりました。

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どの実践も、自分一人で行える量でもありませんが
みんなが喜んだり楽しんだりしてくれる実践です。

長い時間と、たくさんの人手を通してのことですが、
結果的には、それが積み重なり、
自分たちの生き方や暮らしが少しずつ変わり、
短期的なやり方ではたどり着けなかったような
そんな現在を感じています。

そんな「梅干しづくり」や「味噌づくり」が生み出す相乗効果から学び、
その戦略を仕事や人生に少しずつ活かしていけたらと思います。

ミマモリスト
眞田 海