ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/10/05

「ものにやどるもの」

先日、クルーが稽古をしていただいている室礼教室が主催する

「室礼展」に行ってきました。

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室礼(しつらい)とは、
一年の節目や人生の節目で
「もの」に想いを込めて祈る「こと」

と、パンフレットには書かれていますが、

実際にお伺いするととても心地よい感覚に触れました。

それは、「もの」に宿る「いのち」です。

設えた方にお話を聴いてみると、
その「もの」に込めた「想い」や「いのち」には
ただの願いだけではなく、神が宿っているという表現をされていました。

かぼちゃやお米、とうがらし、和紙。
様々な日常生活の中に溢れる「もの」には
八百万の神が宿っている。

神は唯一の存在ではなく、
全ての物事に宿っているということ。

それはとても日本らしい姿のように感じますし、
おもてなしの心の大切な感性のように感じます。

「高価だから」「貴重だから」ではなく、
どんなものにも「神様が宿っているから」大切にするという心。

そんな素敵な日本人の心に触れた感覚が、
とても心地よく、そしてそうなっていきたいと思わせる感覚でした。

引き続きその心に触れていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海