ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/06/22

「異なるという事」

今日、お客様のところで、会社の事を聴かれた時、

最初に会社で理念を形にして
皆で共有した時の事を思い出しました。

その時は理念を守るという事に対しても、
やらせたり、教えたり、強制したりということも
あったことを思い出します。

私自身、目指す理念が同じであることだけではなく、
価値観までも同じであることを望んだように思います。

そうであることが、仲間であり、同志なんだと
感じていました。

また、それは立ち上げた理念を磨いていく
初期段階には大切な事だったようにも思います。

しかし、理念を磨く仲間が増え、
理念を磨いていく実践環境が増えた今は
目指す理念が同じであれば、
価値観はそれぞれ異なってもいい。

むしろ、異なるからこそ、
お互いに役に立てたり、助け合えるのだと感じます。

自然界も、多様性の上に成り立っています。
子どもたちも、多様性の上で育っていきます。
植物も、社会も、みんな多様性の上で成り立っています。

その多様性を操作するとどうなるか。

植物や農作物も、一つの品種だけを育てようとすると、
農薬や肥料、手を加えなければなりません。
そして、そこで育つ農作物は多様性の中で育ったものよりも
病に弱かったりと生きる力が弱かったりします。

社会も、一つの価値観だけを植え付ければ、
どこかの国のようになってしまうかもしれません。

目指す目標や理念を共有することの大切さだけでなく、
お互いの価値観を認め合う事の大切さを改めて感じています。

ミマモリスト
眞田 海