ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/05/23

「発信するという事」

今日は弊社ウェブセンターとのMTGを行ったのですが、
その際に、

「ノウハウを出さないといけない。
それは、選ばれる為、役に立つために。」

という話がありました。

確かに、今の時代、自分達の理念や
実践しているノウハウを発信せずに
どうやって自分達の存在を示すのかと思うと、
難しさを感じます。

誰かの役に立たなければ、
組織は存在する理由がなくなってしまいます。

誰にも存在を発信しなくても
誰かが自分たちを使ってくれる有難い状況が続くのであれば
良いのかもしれません。

しかし今を振り返ると、
この経験や体験(ノウハウ)は自分たちのものなのだろうかと
疑問が生じます。

先人の方々の智慧や、諸先輩方とのご縁、
全ては頂いているものであり、
自分たちのものではないことに気づきます。

二宮尊徳の言葉にこうあります。

「親の養育を受けたことに報いるために子供を養育し、
先生から教えを受けたことに報いるために子弟を教え、
人の世話を受けたことに報いるために人の世話をする。
これが人道である」

頂いた体験は自分の為だけにあるのではなく、
誰かの役に立っていく事、そして引き継いでいくもの。

自分のものにしようとする心は、
奪われると思っているから。

しかし、本当は発信するから新たな学びが入ってくるもので、
自分のものにすると、沢山の役立つための機会を奪われてしまいます。

その事実、摂理をしっかりと受け止めて行きたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海