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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

運盛り

早いもので、今年も残すところ3週間ほどに。

 

12月と聞くと、クリスマスや大晦日を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、その前の12月22日には季節の節目である「冬至」がやってきますね。

 

冬至は1年で最も昼の時間が短い日で、翌日からは少しずつ日が延びていきます。そのように陰が極まって再び陽が増していく考えから、冬至は別名「一陽来復(いちようらいふく)の日」とも呼ばれ、昔から「この日を境に運気が上昇する」とも言われています。

 

冬至に、厄除けの食材であるかぼちゃや小豆を使って料理したり、ゆず湯に入って身体を温めたりと、古くからある風習を大切にして過ごしている方も多いかと思いますが、その中のひとつ「運盛り」というものがあることをご存知でしょうか。

 

冬至には「ん」のつくものを食べると「運」を引き寄せると言われ、人参(にんじん)、大根(だいこん)など「ん」のつくものを「運盛り」といい、縁起をかついでいたそうです。

 

特に「冬至の七種(とうじのななくさ)」とも呼ばれる「南瓜(なんきん)、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、銀杏(ぎんなん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、饂飩(うんどん→うどん)」は、食材名に「ん」が2回つくため、「ん=運」が2倍呼び込めるとか!

 

また、それだけでなく運盛り食材は、免疫力の強化や風邪の予防など寒い冬を乗り越えるのにぴったりだから、先人の知恵には頭が下がります。

 

せっかくなので、庭の畑で採れた「南蛮(なんばん)」と呼ばれる唐辛子も一緒に、運盛りの室礼を。^^

 

 

知れば知るほど奥深い「冬至」。古来から受け継がれてきた伝統的な風習を楽しみながら、子どもたちへと繋いでいけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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