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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

結び

今日は、今年初の室礼のお稽古。そんな今日の室礼のテーマは「立春」でした。

 

「鬼は外、福は内」の掛け声と共に、家の中の邪気を祓って福を迎えますが、この福とは幸福の福でもあり、命を繋いで下さったご先祖様のことでもあるそうです。

 

そして「明日が立春」という節分の日は、新しい春が始まる大晦日、いわば年越しの日でもありますから、年神様をお迎えして新しい年の吉運を願うということで・・・

 

今回の盛り物は、柑橘系の中でも特別大きい「晩白柚」を鈴に見立てています。

 

 

そのため、鈴緒となる五色の紐を結ぶお稽古がありましたが、なかなかうまく結べずに、生徒さん同士でも教え合ったりして、何度も結んではほどいてを繰り返し、それだけでかれこれ30分以上は経過してちょっとグッタリ・・・^^;

 

そして「結ぶのが難しい」「新しい紐はなじまなくて結びづらい」などの声が出ると、先生が笑いながら「人間関係でも同じでしょ」と。

 

また、よく室礼を通して、色々と知らないことを知った時に感動するものですが、そういうものはあくまで知識の部分で「美」とは別だと先生は仰います。

 

確かに「結びは基本中の基本」ということですが、

 

柑橘の「キツ」が「吉」に通じることや、神社で鈴をならすのは礼儀でそれによって神様と結ばれる・・・・などということを知っていても、

 

実際に手を使って紐を美しく結ぶことさえままならず・・・室礼の奥深さを改めて感じています。

 

毎年巡る季節、それに伴う年中行事を通して、室礼など、感謝や祈りから自らの手でしっかりと「事を行う」ということを重ね、「美」も意識していきながら、子どもたちにも美しい日本文化を引き継いでいけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子