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農・植物・発酵

自然の智慧を学ぶ

時代と共に現代にリノベーションされた築120年の古民家。先人の知恵と暮らしを取り戻すための再生。日々その姿を変えてゆく中に生まれゆく温もりとゆとりに、古より受け継がれてきた智慧を感じてください。

暮らし

声なき生き物

先週末も楽健寺酵母をつかったパンづくりをしました!

 

今回は、くるみを入れてみることに。^^

 

 

 

食べてみると、くるみの食感がいいかんじでしたが、パン生地自体は、先週の時の方がやわらかくておいしかったような気も?!^^;

 

そこで、ちょっと調べてみると・・・

 

一次発酵が終わった後にくるみを生地に混ぜていたのですが、どうやらそれだと混ぜ方によっては生地を傷めやすく、混ぜるために捏ねると通常のベンチタイムより長い時間生地を休ませないと、生地は回復しないとか。

 

・・・というのも、生地を捏ねたり引っ張ったり押したりすると、グルテンが切れたり、デンプンの水和した部分が壊れたりするので、それを回復させるために、たとえば通常ベンチタイムが20分なら40分ぐらい休ませた方がいいくらいのようです。

 

ただそうすると、配合や生地温度によっては過発酵気味になることもあるそうで・・・やっぱり一次発酵の前に一緒に混ぜるのがよいみたいですね。

 

生地にくるみをただ混ぜればいいと思っていた私には「生地を傷める」という感覚自体がありませんでしたが、改めて、天然酵母パンは生き物だと実感するからこそ、パン作りを通して、声なき生き物への寄り添い方、関わり方も学んで見直していけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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