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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

こころ

一年祭

今日は、母の一年祭でした。

 

今回の一年祭も五十日祭の時と同じく、秩父神社の斎館で蜜を避け行われました。

 

◆最後のお別れ
https://www.caguya.co.jp/kokoro/30231.html

 

 

 

一年祭は仏式の一周忌にあたり、亡くなった1年後に行い、一般には一年祭が一つの節目と考えられます。

 

一年祭までは神葬祭の延長と考えられ、それ以降の儀式を祖霊祭といい、死を弔う儀式から、家の守り神として鎮祭する儀式としての意味合いが強くなるそうです。

 

一年祭がひとつの区切りとされたのは、御霊は帰幽(死去のこと)のあと、一定の期間は荒々しい状態「荒魂(あらたま)」で、祖霊として御霊が和み「和魂(にぎたま)」、鎮まる期間を、生活の基本単位の1年と定めたことによるものとも。

 

ちょうど秩父の本家には5代前の遺影まで飾られており、今更ながら名前など教えてもらったりもしましたが、そう考えると、母もですが祖先がいなければ今の自分は存在もしていなかったのですから、改めて、日ごと、月ごと、春秋ごと、年ごとなどそれぞれの時季に祖霊に感謝を捧げ、今後もお守りをいただくようにお祀りをすることは大切なことですね。

 

そして、命の繋がりを深く考える、感じられるこのような機会の大切さも実感しています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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