自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/06/29

すくい網

社内の「七夕の室礼」では、
「すくい網」を飾っていますが・・・

こちらの「すくい網」を調べてみると、

もともと「不空羂索(ふくうけんさく)観音像」
が由来しているそうで・・・

不空羂索とは、

「不空」が「空(むな)しからず」、
「羂索」が「手縄」

を意味しており、合わせると

しっかりと手縄を持つように、
迷える衆生たちを逃すことなく「救う」観音様
・・・という意味になるとか。

馴染みがないと、ちょっと難しいですね。^^;

そんな「すくい網」ですが、
子どもの時に折り紙でつくった以来で、
作り方も忘れていたため、

ネットで調べ、作ってみることに。

実は、今回使った紙は、
「秩父夜祭」のカレンダー!

すくい網1

昨年「祭り部」が発足したこともあって、
皆で一緒に「御神幸行列」にも参加させて頂いた
思い出深いお祭りですが、

◆秩父夜祭
http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/other/p8279/

こちらは、秩父神社のご祭神である妙見様(女神)と
武甲山に鎮まる龍神様(男神様)との
年に一度の逢瀬の祭りとしても語られ、
「冬版七夕伝説」とも呼べるものなので、

「ちょうどよい!」と、使わせて頂きました。^^

実際に手を動かして、
このような飾りをつくってみると、

すくい網2

なんだか子ども心が発動してくるようで、
開いてみる時には、なんだかドキドキ・・・。
そして「すくい網」の完成!

すくい網3

先生もよく「知行合一」の大切さをおっしゃられますが、
「真に知るとは実行を伴う」ということで・・・

知識ばかりではなく、
こうやって形にしていくことから、
室礼を深め続けていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子