自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/04/18

春の雨

昨夜から、関東は強い風と雨が降り、
荒れた天気になっていますが、

今朝の通勤時間の頃には、
雨はおさまってきました。

そして、桜の様子が心配でしたが、
さすがに、だいぶ散っていました。

葉桜_170418

雨と言えば、
日本には、沢山の雨の呼び名がありますが、

「春の雨」が気になりちょっと調べてみたので、
ご紹介したいと思います。

・春時雨(はるしぐれ)
 春に降る時雨のこと。時雨は晴れたと思ったら降りだし、
 降りだしたと思ったら止むを繰り返す定まらない雨。

・小糠雨(こぬかあめ)・ひそか雨・ぬか雨
 春先にしとしとと降る霧雨。

・桜雨、花の雨
 桜の花にかかる雨。桜が咲く3月下旬~4月上旬に降る雨。

・花時雨(はなしぐれ)
 桜の時期に降る時雨のこと。

・春霖(しゅんりん)
 3月から4月にかけて天気がぐずつく時期のこと。春の長雨とも呼ばれる。

・菜種梅雨(なたねつゆ)
 菜種の生る3月下旬から4月頃に
 関東よりも西の地域で天気がぐずつくこと。

・春雨(はるさめ)
 3月下旬から4月頃にいつまでも降り続く地雨のようなしっとりした雨。

・虎が雨(とらがあめ)
 旧暦5月28日頃にに降る雨。由来は有名な仇討ちの話です。
 曽我兄弟は5月28日に仇討ちを遂げますが、
 兄の曽我十郎は敵に切られ亡くなりました。
 兄の恋人であった「大磯の虎」という遊女が
 虎御前で流す悲しみの涙が、
 命日に雨となって降るそうです。

・・・と、驚く程、沢山の呼び名がありますが、
まだまだ他にもあるようです。

鮮明な四季、そして繊細な感性を持つ日本だからこそ
生まれた言葉だとも感じますね。

「雨」というと、「雨か・・・」と、
どこかガッカリすることも多いのですが、

こんな表現を知るだけで、
ワクワクしてきたりするので、

日常の中でも、感性をはたらかせて、
楽しめたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子