自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/01/11

磨き合い

昨日のブログでもお伝えしたとおり、
初心会議の日に「磨き初め」を行ったのですが、

今年は、例年と違い、

自分の一文字を彫った貝を
自分で磨くだけでなく、
皆と一緒に磨き合いました!

まず、思いを込めながら
自分が選んだ貝を自分で少し磨いた後、

向かいに座った仲間の掌を借りて、
そこにやすりをのせ、
自分の貝を磨いていきます。

磨き合い

そして、席を順々に移動し、
ペアを変えながら、皆と磨き合った後・・・

今度は、席を移動せず、
貝だけを順々に隣の席の人に回していき、
皆に磨いてもらいます。

そうして、自分の手元に戻ってきた貝を見ると、
先ほどよりもピカピカに!

そんな貝を見ながら、

こうして仲間に磨いてもらうことで、
自分の貝(一文字)への愛着がより湧き、

更には、仲間の貝(一文字)に対しても
自分が磨かせてもらったことで、
愛着が湧いてくるのを感じました。

そう考えると、
ひとりで無心になって
夢中に磨くおもしろさもありますが、

こうして、仲間の手を借り合い、
いろんな話をしながら、
磨き合う楽しさも、また格別だと感じ・・・

周りとの繋がりを感じることで、
幸せな気持ちになるというのは、
やっぱり自然なことのように感じます。

仕事、人生においても、
そんな周りとの繋がりを大事にしながら、

その中にある豊かさを
十分に味わっていきたいものです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子