昨日は、秩父神社に参拝に行き、
権宮司さんにお会いしました。
12月の「秩父夜祭」以来でしたが、
お祭りも、ユネスコ無形文化遺産にも登録され、
大変な賑わいを見せていたため、
これまで秩父神社は、
一時的に人が来なくなった時期はあるのか
質問をしたところ・・・
「20年よりもっと前位にはあった。
今でも、色々劣化しているのは事実。
『観光』でいえば上がっているかもしれないが、
『信仰』でいえば、下がっている。
ご神前でまず拝むのが普通で、
お祭りだって、カーニバルではないし、
御朱印を受けるのも、スタンプラリーではない。
流行るというのは、廃れることでもあるので、
一番そこは、気を付けないといけない。
ユネスコ登録で浮かれていると、
気付いたときに、なにも残らなくなる。
欲で「ああしよう、こうしてみよう」としてると、
蓋をあけてみたら、
どこにも軸がなくてブレてる可能性がある。
秩父神社の軸として、
まずは、神事という核をしっかり守ること。
そうして、祭祀を厳修することが大事。」
・・・と教えて下さいました。
これは、カグヤ社内でも同じこと。
何を軸にしているのか。
理念は何なのか。
それが守られていなければ、
なんのためにやっているのかも分からず、
極端な話、やる必要もないのかもしれません。
流行ってるか、廃れているか・・・にとらわれすぎず、
大事なものが守れているかどうかに、
注目していきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子