自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/12/29

使命感

昨日お伝えしたとおり、
二木屋ご主人の小林様は、

ご自身の経験を、あとに続く人のためにと、
活かしておりましたが、

◆死と向き合う
http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/other/p8493/

他にも、その生き方、考え方から
社会を考えた視野の広さを感じるものがありました。

「死」に対してのタブーもそうですが、

よく「過激派」と言われがちな、
タブーに食い込んで物申す人たちや、
世論に反発した発言をする人に対しても、
どこか肯定的で・・・

それは決して、それ自体の意見に対して
「いい」「悪い」ということではなく、

その発信によって、世間が揺さぶられ、
それぞれ自分で色々と考えたりすることが、

社会の歪みを整えたり、
世の中が向かう方向を修正する上で、
必要なことでは・・・

というものでした。

それは、どこか
「正しさを主張する」ということよりも、

もっと大きな目でモノを見ていて、

「あっちかこっちか」ではなく、
むしろ中庸のような、別なものの観方を感じました。

そして、ご自身の意見や死、生き様が、
社会に与える影響を自覚し、

残されたその命を最期まで
社会のためにどう使うか・・・と、

自分の命を自分のものとせず、
「使命感」を持った生き方を
見せてくれているようでした。

自然界を見れば、
この「自分の命」と捉えない感覚は、
とても自然なものだと思います。

自分自身も、心を澄ませて視野を広く持ち、
使命や天命を守っていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子