自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/10/30

おもてなし

先日行われた「ドイツ研修同窓会」の前には、
参加園でもあった熊本の保育園での公開保育があり、

保育園にお伺いすると、
素敵なおもてなしをいただきました。

なんと園で手作りされた「朝鮮飴」と、
その下には、くまもんの扇がチラリ!

朝鮮飴

ちなみに、こちらの朝鮮飴は、
「長生飴」や「肥後飴」とも呼ばれていたそうで、

今から約1200年前、有明不知沿岸に流れ着いた遣唐使が
中国での製法を伝えたのが起源とされている
熊本の銘菓とのこと。

その他にも、熊本で長く愛されているお菓子の詰め合わせを
お土産にご用意して下さって・・・

熊本お土産

なんともありがたいお心遣いに
心があたたまりました。^^

また、公開保育前には、主任先生から、

「熊本の震災の際には、
 皆さまから沢山の心配や励ましの声などいただき、
 本当にありがとうございました。
 
 今日は、ご心配をおかけした皆さまに、
 私たち熊本が、元気に頑張っているところを
 お見せできたらと思います。」

・・・というお話もあったのですが、

実際に、保育現場を見学しながら、
先生たちが、本当に明るく元気に
前を向いて頑張っていらっしゃる様子が印象的で、

こちらが逆に励まされたような気がしました。

そう考えると・・・

「おもてなし」とは、
ついつい、相手のために直接的に
何かをしてあげることという感覚が強いですが、

こんな風に、周りとの繋がりや絆を感じながら、

自分の「頑張っている姿」を通して、
間接的に元気をお届けする・・・ということも、

ある意味での「おもてなし」のような気がしました。

そんな「おもてなし」の深さを感じつつ・・・

どんな自分であることが、
相手への配慮、気配りとなるのかと・・・

周りへの思いやりから、
自分の生き方を見直していきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子