自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/10/26

正解を求めない

引き続き、保育環境セミナーでのお話ですが、

藤森先生から、
「見守る保育における5M」の説明があり・・・

◆保育の5M
 http://www.mimamoru.net/14697540271270

その中で印象的だった「もてなし」のお話を、
ご紹介したいと思います。

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「左にごはん、右に味噌汁」というのは、
決してルールではなく、

「食べ手が食べやすいように」という配慮。

「こうすると相手が喜ぶかな?心地よいかな?」
というのが、おもてなし。

今後「人工知能」が発達するにつれて、
ますます、心の知能指数である
「EQ力」の必要性が高くなる。

なぜなら、人工知能では、
ルールどおりにはできても、
相手の気持ちに立つことはできないから。

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確かに、相手の気持ちに立つというのは、
人口知能では難しく、
人間ならではのものだと感じます。

また「ルール」だと
それが正解のように思ってしまいますが、

「配慮」として見ると、
相手の気持ちに立つことが前提であり、

正解はひとつではなく、
むしろ沢山あるのだと感じます。

受けてきた教育の影響か、
世間の価値観の影響か、

ついつい、ひとつの正解を求めてしまう傾向があり、

そんな正解があるような
ルールやマニュアルに頼りたくもなりますが、

そんなことは、
いずれ人がやる必要もなくなってくるでしょうし、

人にしかできない「おもてなし」から考えると、
そんな正解探しは、不自然なのかもしれません。

ひとつの正解を求めたり、
更には、もともとない正解を求めたり、
周りに自分の正解を押し付けたりせず、

配慮や気配りという、
相手のへのおもいやりから、
考えて行動していけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子