自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/08/23

土が覆われて

今朝は、昨日の台風の影響で、
沢山の葉っぱや折れた枝などが
通勤路でも散乱していました!

台風後1

台風後2

そんな中、ふと、
これらの落ち葉や枝は、どこに行くのか・・・と
気になりました。

野山であれば、そのまま土に還るのでしょうが、

私が暮らす街中では、
アスファルトや砂利道ばかりで、

たまに、役所に頼まれたような清掃作業の方が
箒ではいて、ゴミとしてまとめているのを目にしたりします。

そう思うと、

土がコンクリートやアスファルトに覆われて、
地表が呼吸できないような不自然な環境に
自分が暮らしていることに気付きます。

こうして土がアスファルトで覆われたことで、

ヒートアイランドや花粉症、都市型水害など・・・の
現象が目立ってきているものの、
普段はさほど気にもとめていないことを思うと、

最初からそうだったり、皆も同じだったりすると、

どんなに不自然な環境でも、
それが普通のような気がして、気にならなくなったり、

大きな問題であればあるほど、
「自分にはどうにもできないこと」と思って、
直視したくない気持ちが出てきたりしますが・・・

それでもやっぱり
「子どもに何を残していきたいか」から考えて、

自分の身のまわりや自分自身に
確かにある沢山の不自然をしっかり見つめて、

できることからちょっとずつでも、
自然に近づける動きへと変えていきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子