自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/06/13

コラージュ

昨日から2日間、新潟の「点塾」にて
「場づくり」をテーマにした社員研修がありました。

昨年の秋にも「点塾研修」がありましたが、
今回も同様に「教えない教育」が大前提で、
体験を重視したものばかり。

まず、昨日の午前中は、
「ネイチャービンゴ」というワークショップで、
実際にペアで外に出て、点塾を取り囲む自然に触れ、

普段意識していない植物や虫、音などを見つけることで、
五感が解放され、色々なことを感じる体験をしました。

また、午後には「コラージュ」というワークショップで、

午前中に体験した
「ネイチャービンゴ」で出逢ったものをテーマに、
一枚のポストカードにコラージュで表現していきました。

コラージュ

コラージュの制作時間は、30分程でしたが、
夢中だったからか、あっという間で、

久しく味わったことのないそんな感覚に、
正直、自分でも驚きました。

学生時代を振り返ると、
「図工」や「美術」などは、
他の教科に比べて好きだったものの、

どこか「上手・下手」などの優劣を気にしてか、

周りを気にせず夢中になって表現をしたり、
ワクワク楽しんだり・・・という記憶はあまりありません。

でも、昨日の「コラージュ」では、
表現力や制作技術の「上手・下手」など気にせず、
没頭できたので、とても楽しい気持ちになりました。

そしてそんな風にいられたのも、

評価されることなく、
ありのままを受け入れてもらえる・・・という

研修の場が醸す安心感が、
大きく影響していたのかもしれません。

自分を含め、小さな頃は皆ありのままだったはずが、
学校教育の影響か、親の影響か・・・
いつのまにやら評価のモノサシが入ってきて、

気が付いた時には、
自分を素直に正直に表現することが
難しくなっている人が多いような気がします。

でも、評価や比較がなければ、ありのままでいられるし、
そんな中での自己表現は、とても楽しいものだと
今回、体感したからこそ、

自分自身の中にもある、
評価や比較のモノサシをなくしていき、

それぞれに持っている、ありのままや自然体を
引き出したり、守っていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子