自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/05/29

稽古照今

昨日は毎月通っている
「室礼」のお稽古でした。

そんな中で、先生より

「稽古とは、古(いにしえ)を稽(考)えること。
 過去から学べても、
 未来から学ぶことはできない。」

・・・というようなお話がありました。

なんだか気になったので、
更に「稽古」について調べてみると、
「稽古照今(けいこしょうこん)」という熟語に出逢いました。

先人の教えも「古」ですし、
自分自身の過去の体験も「古」といえると思いますが、

「稽古」は何のためにかというと、今を照らすため。

つまり、現在の指針とするためであり、
ただ古いことを学ぶことが目的ではない

・・・ということでしょう。

お稽古だけに限らず、
ある意味では、人生そのものが稽古場のようなもの。

何も考えないで、
一生懸命やっても稽古とは呼べないからこそ、

「稽古照今」を忘れず、今に活かすことが大切にしながら、
日々精進したいものです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子