自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/05/10

再び菖蒲湯

先週も「端午の節供」で菖蒲湯に入りましたが、

週末の田植えの際、自生している菖蒲を頂いてきたので、
昨夜もそれらの菖蒲湯を楽しみました!

再び菖蒲湯

藤﨑農場で、毎年田植えをお手伝いし、
菖蒲を頂いたりするのも、今年で3年目となりますが、

自分でお米作りをやってみるまでは、
身近に田んぼがあるわけでもなかったので、

稲作については、なんとなく
「秋に収穫の時期を迎える」くらいの知識で、

いつ頃に田植えをし、お米がどのように育っているのかなど、
ほとんど知らずにいましたが、

こうして毎年田植えをし、菖蒲湯に入ったりしていると、
「またこの季節がやってきたなぁ」という感覚があり、

自然に沿って生きているかんじを得ます。

実際に「菖蒲湯」の由来について、
田の神を迎えるための「禊」の名残りとも言われており、

かつては「田植え」の中心となる女性が家にこもり、
身を清める「五月忌み(さつきいみ)」という風習があり、

この日には、家の軒に菖蒲をさし、
早乙女(さおとめ)と呼ばれる女性たちが菖蒲で作られた鉢巻を巻いて、
菖蒲湯に入り、身を清めたそうで・・・

こんな風に、お米作りや行事など、先人が大事にしていたものを、
自分自身も工夫して、できるだけ取り入れて、
自然に沿った暮らしをしていきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子