自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/01/25

水沢腹堅

今は、二十四節気(にじゅうしせっき)の
最後の節気「大寒」にあたりますが、

ここ最近は、全国的にも寒波の影響で、
本当に冷え込みも激しく、寒さが厳しいですね。

そんな二十四節気は、
半月毎の季節の変化を示していますが、

これを更に約5日おきに分けて、
気象の動きや動植物の変化を知らせるのが
七十二候(しちじゅうにこう)。

あまり馴染みがありませんが、

今日から1月29日頃までは、七十二候でいうと、
「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」にあたり、

「沢に厚い氷が張りつめる頃」で、
沢に流れる水さえも寒さで凍る、という候になります。

ちょうど今朝、世界遺産でもある
和歌山県の熊野那智大社でも、
落差133メートルの「那智の滝」が凍ったそうで、
まさに驚きの寒さですが・・・

ただ、寒さが一番厳しいということは、
暖かい春が近づいてきていることでもあり、

実際に、日の出も少しずつ早く、
日の入りも少しずつ遅くなってきているのを感じます。

そしてそんな自然界の動きは、
人間の心の変化や成長の過程にも通じるものを感じます。

困難に直面した時や、問題が大きくなってきた時には、
それを解決する動きや打つべき対策の芽が出てきているもの。

厳しい状況に嘆くだけではなく、
近づいている春に目を向けられる自分でありたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子