自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/11/08

稲を干す

今年もおかげさまで、
無事にベランダ稲のお米を収穫することができました!

そんなわけで、
収穫した稲を干す「稲架(はさ)掛け」をすることに。

・・・といっても、稲架はないので、
今年は、パキラにかけさせてもらいました!

稲を干す

昨年はカーテンレールにかけたのですが、
今回は、植物どうしだからか、
なんだか仲良さそうに見えるのは
気のせいでしょうか・・・?^^

それにしても、
この刈り取った稲を田んぼで干し、
太陽のもとで天日干しする「稲架掛け」ですが・・・

今は、農業の機械化が進んで、あまりやらないそうです。

この天日干しの場合は、茎ごと刈り取るので、

その後も刈り取られた稲は、
太陽の光を浴びながら、風に当たりながら
時間をかけて少しずつ、ゆっくりと乾燥し・・・

しかも、刈り取られた稲の葉や茎はまだ生きていて、
光合成を続け・・・

そんな稲は、最後の力を振り絞って、
葉や茎に残った養分を、もみ(米粒)へ送るといいます。

ついつい刈り取ったりすると、
そこにある「命」が見えにくくなっていますが、

実は、稲の中で
こんな働きが行われているとは驚きです。

最後まであきらめずにやりきることの美しさを感じ・・・

更には、自分都合で
命を捉えないように気を付けたいと思いました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子