自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/10/31

ひとしずく

本日は、都内のある保育園で
研修を行いました。

研修のはじめから、
アクティビティやアースゲーム、一円対話など・・・

いわゆる座学の勉強スタイルではなく、
先生たちと一緒に、体験を通して楽しんで学ぶ・・・というのを、
大事にしているのですが、

初めて全職員の方々とお会いできる機会でもあるので、
弊社の会社紹介なども行う中で

毎月、社内で実践している「ときめきムービー」も
実際に先生たちにご覧頂くことに。

こちらの「ときめきムービー」は、

毎月1ヶ月の中にある、挑戦やおもいやりの実践、
新たなご縁や、周りとの繋がりなどの印象的なシーンが、
日々撮りためた写真をもとに構成され、

忙しさの中で流されないように、
月に一度、ムービーを通して社内の仲間と一緒に味わい、
理念に立ち返ることができる実践になっているのですが・・・

その「ときめきムービー」について、
ある先生から、とても嬉しいお言葉を頂きました。

「ムービーを見て、とても平和を感じました。
 こんな殺伐とした時代の中で、
 カグヤさんみたいな会社が1社でも増えていくことで、
 世の中が変わると思いました。
 あのムービーをみて、実はそんな大きな事を感じてました。」と。

自分自身も、そんな思いで、
様々な理念実践に取り組んではいましたが、

実際に他の方からそんなお言葉を頂けると、
本当に嬉しくて、
信じてやっていてよかったという気持ちになりました。

ふと、以前読んだ「ハチドリのひとしずく」という
素敵な物語を思い出し・・・

物語の中で、小さなハチドリが
燃えている森に対して、

「私にできることをしているだけ」と、
黙々とひとしずくを運んでいたように、

あまりにも大きな社会問題などについては、
「一体、自分に何ができるのか?!」と
時に、無力感もこみ上げ、あきらめそうになりますが、

やっぱり「実践」をしていると、
自然と誰かの希望や勇気になるのだと感じ、

何ができるか、どんな結果になるかは分からなくても、
「まずは自分にできることをしよう」と

自分自身が信じて実践することを大事にできたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子