自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/10/12

ススキ

実家に帰ると、
川の土手沿いなどで、ススキを目にします。

ススキ

先日「カヤ」について
ブログで発信させて頂いたのですが・・・

(『カヤ』
 http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/other/p4992/)


今回、恥ずかしながら、父親との会話の中で、
このススキが「カヤ」とも呼ばれていることを知り、

まさか同じものだったとは・・・と、
更なる衝撃を受けました!

確かに、葉の縁には鋭いギザギザが。

そこで、ススキについて調べてみると、

イネ科、ススキ属の多年生草本で「秋の七草」のひとつでもあり、

ススキの別名は、「カヤ」以外にも、
尾花、男茅(おとこがや)、乱草(みだれぐさ)、振袖草(ふりそでぐさ)、
露見草(つゆみぐさ)、旗薄(はたすすき)など・・・実に沢山あって、

更に方言としても、様々な名称に変化しているそうです。

また、茅葺き屋根の材料や、家畜の飼料や燃料にも使用され、
生活に密着した植物であったようで、

万葉集や源氏物語の中にも登場する程、
日本人にとって、古くから身近な存在だったようです。

どうりで、ススキを見ると、
稲と同じく「日本の原風景」というかんじがするのですね。^^

しかし、そんな身近な植物であっても、
今住んでいる東京では、ほとんど目にしないのが現状です。

生活環境も昔とは随分変わり・・・

大人の私でさえ、もはや知らないことばかりですが、
子どもたちにもなんとか繋いでいけるよう、

自分たちがもともと何と一緒に生きてきたのかを
取り戻していけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子